生前対策
ご自身の安心・ご家族の安心の為に、遺産相続トラブルを防止する為に財産をどのようにするかを前もってご検討ください。
遺言書の作成や、生前贈与、成年後見等をご説明致します。
遺言書
「遺言」とは、故人が愛する者、残された家族に宛てて書いた遺産の承継方法などを書き記した法律上にも認められた文章の事です。
遺言を書きとめておいた場合、自身の思いが尊重され、法律で定めされた相続分を自分の意志で変更し遺留分に対する規定違反を行わない限り、記された遺産分配方法や処分方法が認められ財産の引き継ぎが可能となります。
また財産についての明記だけでなく、残された家族がどのようにして生きるべきかなどと助言を述べたり、自身の葬儀に関する内容指示や祭祀の承継者を決定させる事も可能です。
遺言とは、このように多くの事柄について自身の最終意思表明を明記できる文章なのです。
生前贈与
生前贈与とは言葉の通り、被相続人が亡くなる前に前もって自身の財産を人に分け与えてしまう行為を指します。この方法は、自分の財産を亡くなる前に贈与する事によって将来負担する税金(相続税)を少しでも押さえようと相続税対策として利用されている制度になります。
生前贈与を利用する注意点として、自身の財産状況にきちんと目を向け、理解し、うまく活用していかなければ逆に高い税金が加算されてしまう場合があります。これは相続税に対する税率よりも、贈与税の方が高く定められているためです。
少しでも相続に対する税金を抑えたいのであれば、「被相続人が健康なうちに年間110万円の贈与であれば税金は負担されない」という基礎控除をうまく活用しつつ、長期的措置を行っていけば実際の相続時には有効に話を運ぶことが可能となるでしょう。
成年後見
成年後見制度とは、認知や記憶などに障害を持つ高齢者や知的障碍者、精神障害などの判断能力が乏しい人に対し、その本人を法律観点から保護し、支えてあげるための制度の事をいいます。

さかぐち司法書士事務所
